【藤沢市】新たに「龍口寺 本堂・山門・五重塔」が市の指定重要文化財に指定されました。

藤沢市教育委員会は、2021年１０月１日 龍口寺 本堂１棟・山門１基・五重塔１基を市の指定重要文化財（建造物）に指定しました。今回の指定により、藤沢市の市指定重要文化財は計88件となります。

▶︎藤沢市ホームページ > 新たに市指定重要文化財を指定します

藤沢市の市指定重要文化財／龍口寺

■本堂

天保3年（1832）建立。神奈川県の代表的な木造大建築物で、幕末らしい開放的な構成と豊富な彫物が特徴。材料・造作及び彫物など細部装飾の質が高い。狩野派の絵師による天井絵、板戸絵、本堂と同時期に制作された厨子、天保４年の銘が刻まれた賽銭箱は附（付随して指定されること）の扱いとしています。

■山門

元治元年（1864）に大阪の豪商加嶋屋作五郎の寄進により建立。正面に「龍口寺」裏面に「寂光山」の扁額が掛かり、門を飾る八枚の彫刻には、中国画題を多用し、木目を活かした彫りが精緻で表情豊かに表現されています。

■五重塔

明治43年（1919）建立。初層から四層の24面に「日蓮上人一代記」の彫刻が彫られています。神奈川県唯一の本式木造五重塔で、大本堂とともに「神奈川建築物百選」に選定されています。

指定重要文化財には指定されませんでしたが、昭和45年（1970）建立の仏舎利塔も素敵です。龍口山の高台にあります。内部に釈尊の御真骨を安置しているそう。

この場所からは、目の前に江の島・遠くに相模湾を臨むことができます。

龍口寺は、江ノ電 江ノ島駅、湘南モノレール 湘南江の島駅から徒歩で3分ほどのところにあります。ドラマのロケ地やアニメの聖地にもなっていますよ。ぜひ訪れてみてくださいね。

紹介で使用した画像は、2019年9月に訪れたときのものです。もう2年以上も経つなんて…私も再訪し、改めて龍口寺の魅力を感じたいと思います。

龍口寺はこちら↓