【藤沢市】”新たな食の可能性”と”捨てないで活用する”がテーマのサステナブルな飲食店「Bistro RIKYU」が新規オープン!
藤沢駅から徒歩で5分ほどの場所にあるビルの2階に、カジュアルビストロが新規オープンしました。店名は「Bistro RIKYU」です。
Bistro RIKYUは、サステナブル(人間・社会・地球環境の持続可能な発展)な飲食店を目指し “多様性と捨てないこと” に挑戦しています。
Bistro RIKYU 2022年2月21日 新規オープン
実はオープン前から、Bistro RIKYUの考えに共感し、取材をお願いしていました。オープンして少し落ち着いたらということで、先日お邪魔した次第です。
ランチタイムに訪店。表に看板が出ていました。ランチは3種から選べます。
LUNCH
- プレートランチ 1,200円
- パスタのランチ 1,000円
- カレーのランチ 900円
どれも食べたい!この日のおすすめをお伺いすると、プレートランチとのことでした。なんでも一番ボリュームがあるそうで、ではそれでって^^
ランチは全て、前菜・スープ・自家製フォカッチャ付きとなっています。まずはそれらが運ばれました。
自家製フォカッチャとスープ。この日のスープはアンデスレッドのポタージュスープでした。
前菜3種は、タイのカルパッチョ、
えびとマッシュポテトのブルスケッタ、
自家製ピクルスです。
どれも丁寧に作られていて、とても美味しいです。みょうがのピクルス、初めて食べたかも。いいですね〜^^
それから、フォカッチャがすごくふわふわで、感動しました。国産小麦(春よ恋)を使用。食感にこだわって何度も試作を繰り返し完成した自慢の逸品だそう。皆さまにも食べていただきたい!
メインのプレートが運ばれました。この日は、アッシュパルマンティエ(マッシュポテトの挽肉のグラタン)+3種の小皿料理です。
小皿料理は、パテ・ド・カンパーニュ、豚タンサラダ、キャロットラペ。
写真では分かりづらいかもしれませんが、アッシュパルマンティエのココットが結構大きめ(深め)で、見た目よりも量がありました。ポテトなのでお腹に溜まりますしね!
いろいろな味を楽しみたい方にもプレートランチはおすすめです。
私的には十分すぎる量でしたが、もう少し食べたい!という方は、おかわりフォカッチャ(2枚)100円やランチ限定デザートセット(ケーキ+アイス)300円をどうぞ。ケーキも国産小麦を使用した手作りですよ!
ランチデザートは柚子のケーキとバニラアイス!
ランチセットご注文でプラス¥300で召し上がり頂けます?#BistroRIKYU#デザート#柚子のケーキ#藤沢ランチ pic.twitter.com/kflbgS8g46— BistroRIKYU (@RikyuBistro) February 23, 2022
店内に入ったとき、カレーのスパイシーな香りがして気になっていたのですが、こちらの画像を提供していただきました。
カレーも含めですが、ランチは食材の入荷状況で日替わり・週替わりだそうです。通いたくなります!
ちなみに、ディナーメニューは300円〜1,000円位までの小皿料理を中心に提供しているそうです。ふらっと1杯でも気軽に!とおっしゃっていましたよ。もちろん、夕食利用にも♪
ディナーで提供しているというメニューを試食させていただきました。※通常の提供量より少ないです
これは酒の肴に最高です!!飲みたくなっちゃいますね、と言ったら、クラフトビールまで試飲させていただきました。
ランチでは、常陸野ネスト ゆずラガーといわて蔵ビール みちのくレッドエールがランチ価格でいただけます。
常陸野ネスト ゆずラガーはビールが苦手な方でも飲みやすいテイストでおすすめ。私の好みは、いわて蔵ビール みちのくレッドエールです^^
撮影していたら、この試飲セットいいですね〜って話になりました。現在はありませんが、そのうちメニューになるかも??
さらに、チーズパイも提供していただきました!
実は、これがタイトルにも書いた「新たな食の可能性」の部分になります。
見た目も普通、味も美味しいチーズパイなのですが、コオロギパウダーが入っているコオロギチーズパイなんです。聞くとコオロギ20%!!
Bistro RIKYUでは、昆虫食を提供しています。
多様性のある食材として昆虫。予想される様々な問題(食料危機、環境問題等)に対し、環境負荷の高い家畜に代わる新しい動物性タンパク源としての昆虫の食用利用が期待されています。
中でもコオロギは生産効率が良く、環境への負荷は畜肉に比べて少なく、栄養価も高い食材として非常に注目されています。Bistro RIKYUでも形のない状態に加工されたものを一部のメニューに取り入れていますよ。
昆虫と聞いて「いや、それは…」と引いてしまう方、嫌悪感を抱かれる方もいらっしゃるかと思います。私自身もそうです。見た目や味でわからなくてもねぇ…と思っていました。けれど、
コオロギチーズパイ、美味しいです。
ぜんぜん平気でした!さらに、こちらもいただきました。
タガメサイダーです。タガメは東南アジアで広く食されている昆虫です。タガメサイダーは、独自製法で抽出したタガメエキスを使用した新感覚の昆虫ドリンクで、タガメの持つフルーティーな香りを再現しているとのことです。
タガメエキス0.3%配合
タガメ率は低いです。実際にいただきましたが、普通に美味しいジュースでした。香りは青リンゴっぽい感じ。昆虫食入門にはピッタリ!
※昆虫は甲殻類(エビやカニ)などと非常に近い生物なので、アレルギーをお持ちの方はお控えください
私もついに、昆虫食デビュー!
基本的に、提供している料理はイタリアンやフレンチがベースで、昆虫食ではありません。20年以上飲食業に携わってきた店主の美味しい料理がいただけます。
現在、昆虫食は裏メニュー的な立ち位置といったところ。昆虫を使ったメニューは、チーズパイやサブレ、ドリンクやアイス等があります。興味のある方は注文してみてくださいね。また希望すれば、THE 昆虫食も用意していただけるそうですよ。詳しくは店主に聞いてみてください。私はまだ勇気がありません…。
Bistro RIKYUでは、新たな食の可能性の提案のほか、フードロスへの取り組み、脱プラスチック、地産地消、食の安全に取り組んでいます。
◆捨てない
捨てないための取り組みとして、日持ちのする食材、保存食を取り入れています。生ハムやアンチョビ、カラスミの製造に携わった経験を生かし、古来より受け継がれてきた保存法を活用しています。
農家さんから、売り物になりにくい規格外の野菜も仕入れています。多少の手間にはなりますが、ペーストやポタージュ等に加工し、形はなくとも美味しく食べられるよう調理し提供しています。
◆残さない
ストックを大量に抱えず、その日に使い切れる量を用意する事で、余ってしまいロスになってしまうことを低減。売り切れになる場合もありますが「食べきれる量を食べきれるだけ」を心がけています。
◆脱プラスチック
ストローを植物由来の草ストローに。テイクアウト等の容器もサトウキビ等の植物由来の原料に変え、できることから脱プラスチックを始めています。
◆地産地消
地域で生産された新鮮な食材を使用。地元の生産者の方と共同で作っていくことで、地域活性・地域社会に貢献し、地元を盛り上げていきます。
◆食の安全
添加物・化学物質を極力使わずに、誰もが安心して食べられる商品を提供しています。
店主の角田さんは「食」を通じて社会・環境問題に目を向けてもらうきっかけになってほしいとおっしゃっていました。
美味しい料理を食べて、ついでに昆虫食の存在を知ってもらって、気になったら食べていただき、こうゆう食の可能性もあるんだ!と感じてもらえたらと思います。
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