【藤沢市】黄金の大イチョウが夜に咲く。師走の夜、訪れた方をひと時の荘厳の世界に誘う、遊行寺ライトアップ『遊行の光 』が12月6日~14日で開催されます。
箱根駅伝でも「遊行寺の坂」としても有名な、藤沢の歴史ある寺院・遊行寺で、2025年12月6日(土)〜14日(日)、冬の寺院が光と影で彩られるライトアップイベント『遊行の光』が開催されます。点灯は16時30分から20時まで、入場無料。なお車での来場はご遠慮くださいとのことです。

先日、実際に現地へ足を運んでみたところ、数々の周辺施設や商店でイベント告知ポスターが掲示されており、同イベントが地域全体に浸透している印象を受けました。

このライトアップでは、遊行寺の象徴とも言える大イチョウと本堂をはじめ、放生池やいろは坂など、境内の自然と歴史ある建造物が舞台となります。ライトをあてることで、普段とは違った「夜の顔」が浮かびあがり、池の水面に反射する木々や建物の揺らぎ、影のコントラスト。まさに“荘厳”という言葉が似合う景観が体験できます。

また、このイベントは単なるライトアップにとどまりません。昼間(12時~17時)から楽しめる 「湘南邸園文化祭」では、室内枯山水庭園 の再現や AR(拡張現実)を用いた光の庭園演出 が行われ、伝統建築の大書院・中庭が現代アートの舞台に。現代先端技術と歴史的伝統的文化のコラボが楽しめます。

その他のイベントも充実。12月7日(日)には14時から文化講演会(講師:西村 宏堂師)、12月13日(土)には、15時30分~16時までハーモニカ演奏、さらに12月13日(土)、14日(日)には鵠沼高校合唱部によるコーラス が、16時~16時30分まで本堂で開催されます。木造本堂の静けさと、窓や障子から漏れる光、その中に響く演奏や歌声。お寺ならではの荘厳な夜を味わえます。

そして週末を中心に、「遊行の夜市」も実施。キッチンカーや露店で温かい飲食が提供される予定で、冬の冷たい空気の中、ほっと暖まるひとときも。また、誰と訪れても、ひとりでゆったり歩いても楽しめる、幅広い層に開かれたイベントです。

700年の歴史を持つ遊行寺。その重厚な佇まいと自然美が、光と影、水面への映り込みで蘇る『遊行の光』。日常から少し離れ、冬の夜の静けさと美しさを、ぜひその目で確かめてみてください。
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