【藤沢市】湯しぶきを浴びて無病息災に。『湯立神楽(ゆだてかぐら)』 が、10月28日に白旗神社で行われます。
2025年10月28日(火)、藤沢市指定無形民俗文化財である『湯立神楽(ゆだてかぐら)』が相州藤沢 白旗神社で行われます。時間は14時~、参加無料です。

白旗神社の『湯立神楽(ゆだてかぐら)』は、約800年前に京都の石清水八幡宮から鎌倉の鶴岡八幡宮に伝わった神楽で、両社では一時期途絶えた事で原形を遺しておらず、藤沢で行われているものが原形に一番近いのではないかと言われています。

通常8座が舞われ、現在12座すべての座が見られる神社は、白旗神社を含め3社しかないそうです。白旗神社の神楽は神職舞が特徴で、境内に5色の紙垂(しで)と竹で作られた天蓋(てんがい)を飾った斎場を作り、産土神(氏神)、火の神、水の神をお招きします。そして大釜に水を満たして火を焚き、熱湯をたぎらせ湯立の結晶(湯花)を受けることで災を除き、福を招くと言われています。

神楽中に湯しぶきを浴びると無病息災になり、中盤では、神前にお供えされているお神酒とお赤飯を参列者に分かち、神様のお力を体内に取り入れ、山の神に泣かされる子供は素直に成長すると謂われ、最後の座では神がお餅を撒きながら幸福をお頒けされるとのことです。

また、神楽が終わると斎場に取り付けられた紙垂(しで)を持ち帰り、家の神棚に祀り、災い除けにする風習があるとのことです。

湯しぶきを浴びることで災厄を祓い、健やかな一年を授かると、毎年、大勢の方が参加される『湯立神楽(ゆだてかぐら)』に、参加されてみてはいかがでしょうか。
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